ICT技術を活用した紛争解決の仕組み
「ODR(Online Dispute Resolution)」活用の研修合宿(弁護士会主催)に参加しました。
世界ではIT技術を駆使したODRの活用、研究がすでに進んでいます。
そして、日本でも、企業や団体に関する紛争を回避・管理・解決するためのシステムのデザインが求められています。
トラブルが生じた場合、オンラインでの当事者間のやり取りで解決を図り、内容によっては第三者を介して(調停的に)話し合いを進めるシステムの開発も進んでおり、そのモデルの紹介もありました。
企業・団体の「社会的責任」として、ハイボリューム・ローバリューの市場での紛争解決システムの導入が必要になってきます。
紛争の解決システムがあること自体が、企業の信頼、顧客獲得の一要素となってくるというものです。
また、会社の経営、あるいはその周辺のトラブルを解決することは、会社が、経営主体として、効果的な予防策を効率的に講じることにもつながります。
裁判手続以外も含めた民事紛争解決におけるITの活用、システムの構築は、これからどんどん進んでいきそうです。
企業の信頼性を高めるための紛争解決の仕組み構築にあたり、法律家としての情報提供ができるように学んでいきたいと思います。
今野